【中国人との付き合い方】中国人流3ない仕事の流儀

中国生活
four young asian businesspeople meeting in office discussing business plan using tablet PC.

この記事では、中国人と一緒に仕事をする日本人の方向けに
私が3年間一緒に仕事をしてきて分かった中国人流仕事の流儀を
まとめたいと思います。

【中国人流3ない仕事の流儀1】紹介はしません!

職場において日本と違うなあ、と感じたことの1つ。

新人や担当変更の紹介をしない!!

日本なら新しく同じ部署に入ってきた人や
担当が変更になった場合、
「今日からここで一緒に働くAさんです」などと
関わるみんなに紹介するのが普通だと思うけれど
中国では(少なくとも私の職場では)
紹介がありません。

私が入った時は、主任が日本語科の先生たちと院長などの幹部に
紹介して回ってくれました。

さすがに外国人が入った時にはそうするらしい。

だけど中国人教師が新しく入ってきても
または別の部門から移動してきたり、担当変更になったりした場合も
紹介や挨拶がありません。

目の前のデスクに知らない人がいきなり座っていて
「えっと、誰ですか?」ってなったり。

産休や退職で担当が変更になった時も
「私の代わりに外事部の業務の担当になったAさんです。」
「Aです。よろしくお願いします。」
的なものが、一言もない!!

いつの間にか新しい人が場にいて
「えっと、誰ですか?」(笑)

教師用住居に入居した日も、
1人は空港に迎えに来てくれた日本語科主任、家の前で待っていた
日本で頻繁にやりとりをしていた外事部の担当者、少し後から来た外事部の担当者が
もう1人案内してくれたのですが、

その外事部の人も私の方から
「もしかしてBさんですか?」と聞いて
やっと「そうです〜」

後から来た方に至っては何の挨拶もなしに部屋の設備の説明を
始めたものだから、私はてっきり大家さんだと思って
「大家さんですか?」と聞いてみんなに笑われたくらい。

初めましての時は紹介してよ・・・
挨拶してよ・・・・

中国人と仕事をしていると
いつの間にかしれっと知らない人がそこにいる。

何だろうな。ちょっと分からない感覚。

【中国人流3ない仕事の流儀2】引き継ぎはしません!

産休や出向、退職などで自分がしていた仕事を次の人に引き継ぐ。

日本なら通常は「しっかりと明確に完全に」引継ぎをしてから職場を
離れるでしょう。

中国人には、どうやらそんな概念はないらしい。

私がそう感じた状況が2つあります。

1つは、私を採用してくれた日本語科主任。

彼は、私が学校に入って一年後に博士号取得のために
別の大学に勉強に行ってしまいました。

中国の大学教員は提携している大学の大学院に修士や博士を取るために
籍を勤務先の大学に置いたまま1年から2年勉強に行くことができます。

なので実質彼と顔を合わせて仕事をしたのはたったの1学期のみで
そのあと半年私が日本に帰国したままコロナ鎖国で中国に戻れず
オンライン授業をしている状況の中で、彼はその大学を離れ

主任の引き継ぎを任されたのがなんと私より半年前に来たばかりの
新人教師!

勤続年数が長めの教師は色々とあって引き継げなかったとかで、
大学院を出てまだ2年くらいの、社会人経験もなく、日本語も
うまくない新米教師が外国人教師の
フォローなどを含む主任の業務を任されたのでした。

私はかなり不安でしたが、きっと引き継ぎをちゃんとしてくれている
だろうと思っていました。

ところが、私がやっとの思いで学校に戻ってみると、
前の主任と私との約束が全然引き継がれていなかったのです。

私は幼稚園に通う子供を連れてきていて、自分しか送迎をする人がいないので、
送迎の時間に間に合うように授業時間を調整すると、
採用面接段階で主任は約束してくれていました。

彼がいた時は、約束通り間に合う時間の授業だけ入れられていて、
私は本当にありがたいことだなあ、と感謝していました。

この約束が守られらないと、私は仕事と育児の両立ができないということに
なるので、仕事を続けることさえ難しくなる非常に大事なことなのです。

新しい先生にもそれを伝えてくれているだろうと思っていたのですが、
前の主任が去った次の学期の授業は、週に2日も遅い時間の授業が入れられていて、
幼稚園のお迎えに間に合わない時間だったので、私は新しい主任代理にそれを伝えました。

彼女は、調整に尽力しますと言って教務課と掛け合ったようですが、
もう全教師と学生のスケジュールが確定したあとだったので、調整は困難だと言われ、
週1回の遅い時間に終わる授業は変更ができませんでした。

その調整希望を出すときにその新米主任が私に
「先生朝一は無理ですか?週末は?」などと聞いてきて
母1人子1人で外国に来ていて他に送迎や子供の世話を
頼める家族などいないと何度も説明する羽目になりました。

この部分を理解してもらえていると思ったからこの学校に来たし、
そこに対して最大限の感謝をして働いていたので、
採用してくれた主任がいなくなっただけで後任に何も伝えられて
いなかったことが、ショックだったし悲しかったです。

まだ25歳の彼女に働きながら子供の送迎をする大変さは
想像すらできないのも無理はないですが
(前の主任は子供がいる)
私の労働条件としてきちんと引き継ぎはしておいて欲しかった。

もう1つは、外事部という外国人教師の管理の仕事をする部門の
ことです。

私の着任の時に担当してくれた人が2人いたのですが
2020年に1人が産休になり、今年もう1人も産休になりました。

そしてこれまた大学院を出たばかりの社会人2年目の教師が
後任になりました。

私は子連れで来ていて、子どもの居留証の手続きもしなければ
なりません。そのような外国人教師はこの学校では過去に例が
なかったらしく(内陸の地方の無名の大学なのでね)

前任の担当者もあちこちに確認したり大変そうだったけれど
それなら尚のことしっかりと引き継ぎをしておいてくれないと
経験のない新米教師には見当もつかないのでないかと思います。

ところが!やっぱり引き継がれていなかった・・・・。

私は9月が居留証の更新時期で
居留許可の更新手続きのために
外事部のその新しい担当に呼ばれて役所のようなところへ赴きました。

ところが、1回目。
中国の外国人の居留更新手続きは、居留期限が切れる前の1ヶ月間にしなければなりません。
つまり10月1日に期限が来る場合、9月2日から9月30日の間に手続きをすることになります。

その日は、私の居留期限が切れるまでまだ1ヶ月と1日あるということで
できませんでした。たった1日の差で!

これは確認していなかった外事部担当者のミスでしょう。

もう1人一緒に行ったアメリカ人教師の居留期限が迫っていたので
焦って私も一緒にしてもらおうと考えていたそうだけど
ちゃんと確認しないとね。

で、じゃあまた来週来ましょうと言われて今日。

行ってみたら手続きをする警察官が私たちを見て
「子どもは?この人子どもいたよね?」

「!!!」

そうでした〜。
子どもも当然居留許可の更新が必要でした〜。

忘れてました〜。

前回も子ども連れて行ってなかったけどその時の
警察官は気づかず、外事部担当者も気づかず
私も忘れてました〜。

警察官が見せてくれた去年の資料画像を見て
思い出しました。

そうそう、去年子ども連れてきてこれ書いたわ。
子どもの証明写真撮るのてこずったわ。

なんで今年は子どもの手続きもいるの思いつかなかった
んだろう。

マスクで酸欠で思考停止か?

前の担当者は、ちゃんと「娘も連れてきて」と
連絡してくれていたのです。
何度も会って娘とも仲良しになっている彼女なら
忘れなかったと思うけど、担当変わっていろいろ知りません、思いつきません、ってあんた!

必要な資料もその警察官に見せてもらって
「ああ、こんなのも必要なんですね!」って外事部の人。

引き継ぎとかないのかね〜?

ないんだな。

というわけで、また出直しになりました。

【中国人流3ない仕事の流儀3】計画は立てません!

中国人社会に入り込んで生活を始めて一番驚いたことは、
計画表がない!ということです。

日本の場合、保育園も学校も職場にも年間計画というものが存在し、
学校の年間予定表は新学期初日に保護者に配られる。

何月何日に何をする、多少の変更はありとしても、基本的には計画通りに
年間の予定が進められますよね。

中国の幼稚園では、冬休みの始まりは1週間前に知らされます。
保護者も参加必須の運動会(しかも平日)が3日前に知らされます。

それも紙を配布するなどという丁寧なことはせず、
ウィーチャットの保護者グループに告知されます。

仕事をしている親たちが、3日後運動会だから来てくださいね!と言われて
全員集まっていることにも驚きます。

大学だけでなく、中国の職場は子どもの行事参加のために急に休むことを
許容しているようです。

2年目ならば、去年何日ごろだったから今年もだぶんこのくらいかな、と
予測ができますが、初年度は右も左も分からず、私はいちいち驚いていました。

私は大雑把で石橋を叩かず渡る日本社会不適合者ですが、それでも驚いた
くらいなので、計画性が高く、完璧主義で気を遣うタイプの人なら
絶対に耐えられないだろうと思います。

保護者が大方やらなければならない工作の課題は夕方5時に
明日朝登園時に持ってくるように、などど通達されます。

お迎えから寝るまでの間に、絵や紙作品などを完成させなければ
なりません。まあ、幼稚園のものなので簡単なものでいいのだけれど
最初は道具さえ揃えていなかったので、
「色ペンってどこに売ってるんですか?」と先生に聞くところからでした。

明日〇〇メーカーの空のペットボトルを持ってきてくださいとか、
顔が書いてある風船を持ってこいだとか

なんでも急に言われる。

そして即時に対応する中国の人々・・・

急に言われて慌てて買いに走って準備したにもかかわらず、
使わなかった、ということもあります。

それで文句を言う保護者はいません。

大学も同様。

大学はさすがに授業予定表は存在し、
カリキュラムは事前にきっちり練り込んでありますが
卒業式や文化活動などの年間行事は直前まで何日何時から
行われるのか知らされません。

去年の卒業パーティーは前日に学生から誘われて知りましたが、
学校側からは事前に告知はありませんでした。

食事会やパーティーなどの類は、よくて前日。
当日に告知されることも多いです。

いろいろなことが突然決まり、突然知らされ、突然変更になり、
それでも素早く対応する。

予定は未定。
臨機応変。即時行動。

それが、中国社会。

 

 

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