今年の中国労働節(日本のGWに当たる)の連休は
大学が休みを短縮したために週末合わせてたったの3日でしたが
コロナ制限の一切ない久々の連休ということで学生2人と一緒に
西安へ行ってきました。
初日は兵馬俑へ行くことにしたのですが
予約するのが遅かったためにちょっとあたふたしたので
これから個人旅行で訪れる方のために効率の良い行き方を
書いておきます。
兵馬俑(秦始皇帝陵博物館)への行き方
入場チケットの購入
まず、入場チケットの購入ですが、兵馬俑は基本的に
混雑していると予想されるので事前予約した方がいいです。
入り口でも販売しているようですが、
連休にあたる時は事前購入は必須です。
私が行った日は連休の初日で
午後はもう当日券はないとのことでした。
私は中国国内旅行はいつも
Ctrip(携程)アプリを利用しています。
日本語にもできるはずです。
入場時間帯も選ぶことになっています。
入場チケットと市内からの直通バスのセット券が
あるので、これがいいなと思ったのですが
購入画面で「身分証番号入力」と出てきて
中国身分証以外の選択肢がない!
私は飛行機も電車もホテルも入場チケットもこれまで
全てCtripで購入していて、パスポートで登録していて
これまで問題なかったのですが、なぜか兵馬俑チケット
だけ身分証を入れろと表示されました・・・。
近年中国の有名観光地では中国身分証がないと
入れない問題があちこちで起きていて
3年前の国慶節、四川省成都の武侯祠では入れてもらえませんでした。
(今は大丈夫なようです。)
時期によるのか政策もコロコロ変わるので
中国の身分証提示要求には外国人はかなり
振り回されます・・・。
というわけで中国人の学生はこのチケットを購入できたのですが
私は買えなくて、学生に飞猪旅行というアプリを教えてもらいました。
このアプリでチケットを購入すると淘宝で購入したことに
なるようなのですが、購入はできました。
ところが、いざ入場しようとすると
予約が確認できないと言われました!
入り口ゲートでパスポートを通すのですが
その番号でチケット予約していれば通るはずが
確認できないと言われ、
学生が飞猪旅行に電話して問い合わせてくれましたが
旅行会社もこっちでは手配している、通れないのは
兵馬俑側の問題では、と言い
兵馬俑の係員は予約が確認できないから
通せないと言い、擦ったもんだで40分くらい
やり取りになりました・・・(疲弊)
最終的には旅行会社が私のチケットの手配を
再度やり直したら無事反映され、通ることができました。
何やねん。
この電話と現地係員とのやり取り
今回はたまたま学生と一緒だったから全部やってくれたものの
自分でこの交渉するの厳しかったなあ、と思いました。
ちなみにCtripで購入した入場券でこれまでこのような問題が
起きたことはありません。
さすがグローバル企業、信頼しています。
でもCtripでも買えない、中国ローカルの旅行会社やアプリでは
問題が起きることがあり不安だとなれば
中国人の同行者がいない場合中国語に自信がない外国人は
外国人も参加できるツアーで行ったほうがいいかもしれません。
西安市内から兵馬俑への行き方
市街地から兵馬俑までは車で1時間ちょっとかかります。
地下鉄と市バスを乗り継いで行く方法もありますが
1時間半から2時間かかるし、混雑していて疲れること
間違いなしです。
私は直通バスのチケットをCtripで購入しました。
(なぜかこれは買えた・・・)
直通バスのチケットは旅行アプリ以外にも
街中に販売しているところがあります。
兵马俑直通车 と看板にあるのところで
買えると思います。
乗車地点を選択できます。
土地勘がないのでどこから乗ればいいのか
全然分かりませんでしたが
地図で調べて直前までいる場所から
行きやすいところを選びました。
選択した場所は
地铁钟楼站D/H口 易俗文化街区东门
地下鉄の钟楼駅は市街地中心部の観光地です。
飛行機が朝8時20分に着く便だったので
電車で午後12時すぎに着く予定だった学生との
待ち合わせまでこの近くのホテルを休憩用に4時間取っていました。
ちなみにホテルを宿泊せずに数時間休憩のために利用することを
中国語で钟点房と言います。
到着が早すぎて時間潰す場所がないような時に
便利ですね!
ただ、この乗車地点
地铁钟楼站D/H口 易俗文化街区东门 では
分かりにくくて迷ってしまいました。
地下鉄のD/H口を出たところ、ではなく
易俗文化街区はすぐたどり着けたものの、
東門がどこなのか分からずウロウロして予定のバスに乗り遅れました。
でもバスは30分に1本出ているのでまあ大丈夫でしたが。
乗り場は、易俗文化街区にある易俗大剧院という
劇場の正面で、通りに面した場所でした。
ネットでこちらの記事を見つけて、なんとか辿り着けました。
とりあえず易俗大剧院を目指して歩けばわかると思います。
兵马俑直通车 と赤い看板に書いてあり
受付をしている人がいました。
そこで名前と身分証番号、電話番号を記入して
携帯で予約画面を見せればOKでした。
片道1人28元です。
途中からガイドが乗ってきて
兵馬俑館内のガイドをお勧めしていました。
ガイド料(30元くらい)を払えばバスを降りてそのまま
ガイドしてくれるようでした。
私はチケットに自動音声ガイドがついていたので
それを聞こうかと思っていましたが結局子連れで
そんな説明をのんびり聞いてる余裕もなかったので
聞きませんでした。
ちなみに自動音声ガイドではなく人間がついてきて
ガイドしてくれるサービスは入場してからも
すごい数のガイドさんが待機していて売り込んできます。
しつこいので学生が冗談で「日本語できるならいいよ!」と
行ったら本当に「日本語でガイドできます。こんにちは!」と日本語で
答えたので学生がびっくりしてました(苦笑)
もしかしたら日本語ガイドができる人もいるのかも
しれませんね。
帰りの直通バスはオレンジ色の看板のバス待合室で
待つことになっていました。
耳机退还处、つまりガイドのイヤホン返却場にもなっていました。
館内からこの待合室まで、かなり遠いです。
博物館を出てからここまでの間にたくさんの店が並ぶ通りを
歩くことになります。私たちは写真を撮ったり子連れで
スムーズに歩けなかったので30分はかかったかな。
乗りたいバスの時間に間に合うよう、余裕を持って出ることを
お勧めします!
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