運動会も盛大に行われました
わたしの勤める大学があるのは中国の西北部の地方都市です。
9月28日前後は中国は運動会の時期で
大学も幼稚園も運動会を行っていました。
←綱引きする先生たち(昨日)
中国の運動会は幼稚園でも大学でも
なぜか大人が頑張る・・・
大学では教職員がたくさんの競技に参加して
本気で楽しんでいました。
幼稚園では去年は親子運動会と名付けられてる通り
親がやたら走らされ、子どもたちが応援するという
意味のわからない状態に・・・
←競技中のパパたち(2019年)
今年は幼稚園はやはり保護者が密に集まるのを
避けるためか、子どもたちだけで運動会が行われたようです。
大学は広大なグランドに全学生と教職員が集まって
3日間盛大に行われました。
もちろんマスクなどしませんし、ご覧のように密です。
この地域は海外から直行便のない地方都市であることもあり、
夏前には完全に感染は収束していたので今ではほぼ通常の生活が
戻っているようです。
在校生は8月下旬に分散して学校へ
8月下旬に4日間に分散して在校生たちは故郷から
大学に戻り、検温などをして普通に寮に入ったようです。
ただ武漢や一部感染拡大地域の学生はその時点で
まだ戻ることを許されなかったようですが、
ほとんどの学生が感染が抑えられている地域の出身者なので
98%程度は戻ってきた感じです。
そして8月24日から2週間は様子見週間ということで
学生に衛生管理についての講義があったり、
”講座”という名目の授業をオンラインと教室と両方で
行ったりしていました。
わたしも「日本文化講座」を2週間オンラインでやりました。
9月からは通常授業が再開
そして9月7日から通常授業がスタート。
去年より2週間遅いスタートです。
中国に戻れずにいるわたしを除いて全員が普通に
教室対面授業を再開しました。
- 一応学生の座席の間隔を開ける
- 教師も学生もマスク着用
で当初は始めた様子です。
ちなみに前学期は中国人教師だけが学校に戻り
外国人教師は自宅からオンライン授業。
学生はみな冬休みで帰省したまま実家から
オンライン授業を受けていました。
中国人の先生たちは3月に大学に戻され、
教員寮や無人の教室からオンライン授業を
していたようです。
今学期は冬休みたまたま帰国せずに中国に残っていた
アメリカ人教師3名も普通に教室で授業を再開。
中国人教師たちは頻繁に会議で集まっていますし
運動会のようなイベント、会食なども通常通り
行われている様子です。
冬休み、たまたま帰国してしまった私だけが
完全に取り残されました・・・。
この学校では日本人教師は私一人です。
去年はもう一人日本人教師がいましたが
ちょうど去年辞めて別の地域の大学に移ったので
たった一人の日本人教師です。
なのに、戻れない!
みんながオンラインだった前学期は焦りもなく
むしろみんなで非常事態を乗り越えよう的な
一体感すらあったのですが
自分だけが実家でパソコンに向い、
顔の見えない学生相手に一人喋っている中
SNSで流れてくる中国にいる先生や学生たちの
”ほぼ普通の日常” に日増しに孤立感を深めております。(涙)
なんか別世界のような、不思議な感覚。
都市部はもう少し厳格にやっているのだと思いますが
中国の地方なんてもうこんな感じです。
中国の大学の新入生は遅れて入学
日本の大学生がまだ学校に行けていないなどの話を
聞くと、なんだかなあ〜と本当にそんな制限する必要
あるのか?と疑問に思いますし、かわいそうです。
中国の大学では新入生も9月中旬に2週に分けて
入校し、入学式と運動会、国慶節の休みが終わったあとは
2週間の軍事訓練を経て通常授業開始の予定です。
中国の大学生は入学時に必ず2週間の軍事訓練があるんですよね・・・
運動会のときも行進などのお披露目があるので
新入生は軍服を着ています。
学校生活は普通に送れている様子ですが
メディアで報道されている他の地域の大学同様、
学校外に外出することは禁止されているそうです。
明日からの国慶節の連休もどこにも行けないでしょう。
旅行や帰省、外出は制限されていますが
地域内の人たちと会うことや学習や学内イベントは
特に変わりなく通常通り行われている、といった感じです。
日本では運動会に異様に長いバトンが使われたり
マスクしていたり、掛け声禁止など奇妙な光景が広がっているようですが。
今週土曜日は私の娘が通っている日本の保育園の
運動会ですが、年齢別に分散して行うそうです。
8:50~ 年少
9:50~ 年中
10:50~ 年長
そして保護者は2名まで観覧できます。
全体として中国の現在の生活は
日本より制限されていない、といった感じです。