中国男子体操の蘇煒徳(ソイトク)が実力不足でもオリンピックに出場できた背景に親の力、コネがあったことが分かりました!中国のネット民が調べ出し、SNSで話題になっています。コネと人脈、権力で全てが決まってしまう中国社会の一面がまた顕になりました。この記事では蘇煒徳(ソイトク)選手の後ろ盾、背景について調べました。
蘇煒徳(ソイトク)の母親は山東省体育局局長で山東体育総会主席 誰も逆らえない!
チームの足を引っ張り、中国に恥を欠かせたことで人民の怒りを買った蘇煒徳(ソイトク)選手が、実力不足でもオリンピックに出場できた背景には母親の力があったことを中国のネット民が暴きました。
蘇煒徳選手の母親は、喬雲萍(キョウ・ウンヘイ)と言って、山東省体育局局長、山東体育総会主席で共産党員です。つまり山東省の体育(スポーツ)部門のトップです。そのため、コーチ陣は母親に逆らえず、実力不足がわかっていても蘇煒徳選手を起用するしかなかったと言われています。
李小双怒りのライブ配信「コーチ陣の問題、選手選びの問題」
1992年バルセロナオリンピック男子体操金メダリストで1996年に「全国トップ10アスリート」に選ばれた中国体操界のレジェンド李小双が、今回のパリオリンピック男子体操について怒りのライブ配信を行いました。
「他の奴が言えなくても俺は言う!」として、中国の体育業界に蔓延る政治的圧力、コネ起用が確かに存在することを暴露しています。
我们的体操世界就像走在一条充满迷雾的老路上,在人才选材、训练、年龄结构上都存在问题。但是,最可怕的是,就是看不见、摸不着的‘精神’!”
俺たちの体操世界はまるで霧の充満した古い道を歩いているかのようだ、人選、訓練、年齢の構造その全てに問題がある。ただ、一番怖いのは、目に見えない、触れない”精神”だ!
“训练动作还停留在1992年?那是上个世纪的古董了!体操界日新月异,我们却依然原地踏步。”这是哪里?”这是体操,就像练习‘复古’!教练组需要醒悟,创新才是硬道理!”
訓練は1992年で止まってるのか?それなら前世紀の骨董だ!体操界は日進月歩しているのに俺たちは依然として元の場所に踏みとどまったままだ。”ここはどこだ?”これは体操だ、まるで”過去の産物”を練習しているようだ!コーチ陣は目覚めなければならない、革新こそが真の道理(本質)だ!
李小双は中国体操界の古い体制、やり方にこそ問題があると指摘しています。中国古代から続く権力構造、コネ社会の構造が、懸命に練習している有能な若い人材にチャンスを与えず、ひいては体操界全体の足を引っ張っているのです。
蘇煒徳(ソイトク)は鉄棒落下王!明かな実力不足
また、蘇煒徳(ソイトク)選手はパリ五輪の前にも鉄棒競技で合計六度落下しており、中国では「鉄棒落下王」と揶揄されています。他の選手と比べて明らかに筋肉量が少ないことも指摘されており、「実力不足のコネ起用」と批判されています。
许多网友仔细观察现场比赛后发现,年仅24岁的苏炜德肌肉纬度竟然不及年近30岁的老将。
こんな筋肉なら公園でトレーニングしてるおじいさんの方がよっぽど筋肉あるわ!
ー中国ネット民
確かに一般的にオリンピックの男子体操選手の筋肉は張博恒のような感じですよね。蘇煒徳選手は細すぎます。
蘇煒徳選手は2023年から2024年のパリ五輪含めて世界大会で合計7回も鉄棒から落下しました。
中国では「鉄棒落下王」と呼ばれています。
彼の失敗により、中国男子体操は団体競技で2度世界大会で金メダルを逃しました。
今回のパリ五輪も大会4日前に怪我をした選手の代わりに急遽チームに入れられたため、練習していなかったと言われていますが、プロとしてオリンピック前に練習していないなんてあり得るんでしょうか?
蘇煒徳選手が母親の力によるコネ起用であれば、この日のために一生懸命真面目に練習してきた他のチームメイトがあまりに可哀想です。
今大会が最後のオリンピックとしている28歳の肖若腾選手は、「銀メダルは受け入れられない」と号泣していました。