私が中国語を学んでいた1995年から2008年ごろの日本では、
街中で中国語を聞くことなんてほぼ皆無でした。
大学生の時にアルバイトをしていたデパ地下の総菜屋の隣に
中華の総菜屋さんがあり、そこで働いているスタッフの1人が
中国人だと知って習いたての中国語や筆談でコミュニケーションして
嬉しかったことを記憶しています。
それが今、都会ではデパートの中、コンビニの中、
道で、駅で、そこかしこで中国語が飛び交っています。
大都市の主な観光名所に行き尽くした中国、台湾の人々は
地方にどんどん出かけるようになり
外国人向けサービスなんて考えたこともなかった地方の役所や
お店の方達もてんやわんやしている様子・・・
2017年年間訪日外国人客数 国別ランキング ベスト4
順位 | 国名 | 訪日外国人客数 | 前年比率 |
---|---|---|---|
1位 | 中国 | 7,355,800人 | 15.4%増 |
2位 | 韓国 | 7,140,200人 | 40.3%増 |
3位 | 台湾 | 4,564,100人 | 9.5%増 |
4位 | 香港 | 2,231,500人 | 21.3%増 |
(出典:インバウンドラボ)
圧倒的に中国人でした。

旅行先となっています。
日本(70.1%)韓国(24.5%)シンガポール(14.6%)
(台湾メディアの聯合財経網などによるクレジットカード会社VISA調べ 2017年)
最近では中国語の看板やメニューを置くところも増え、
中国人が好むブランド店などではバイリンガルスタッフを配置、
支払いでも中国人がよく使う Alipay Wechatpay 銀聯カードなどが
使える店舗も増えて、利便性がよくなったと言えます
しかし日本は世界の観光立国に比べてまだまだ国際化が遅いのは確か。
訪日中国人が不満点、改善希望点としてあげているのが
モバイル決済ができる場所の増加。
予約や交通手配時に中国語がわかるスタッフが欲しい。
予約システムの中国語表記、などです。
一方彼らの国ではどうでしょうか?
中国本土ではまだまだ中国語のみの場所が多いですが
台湾では首都の台北なら多くの場所で日本語が通じます。
私が台湾に住んでいた時、家族が遊びに来ることになり
張り切って通訳しよう!と思っていたのに
台北3日間の旅行で中国語を使ったのは
タクシーの運転手に伝えた行き先だけ、という思い出があります。
私はその頃ぱっと見で日本人には見られなくなっていましたが(^^;)
日本から来た家族は日本語しか話さないし見た目もぱっと見でわかる
日本人なので、そういう人が来ると台湾の接客業の人たちは
知っている日本語で応対してくれます。
また、香港では英語が通じます。
そう考えると、日本は日本語しか通じない人が接客をしていることが
多く、日本語を勉強している訳ではない多くの外国人にとっては
不便な国かもしれません。
私が行った日本で接客業をしている人へのアンケートでも、
訪日外国人の対応で困っていることのトップが
「言葉が通じない」
でした。
旅先でちょっとした買い物でも言葉が通じないため
不便な思いをしたり間違いが発生したり、
そういった経験は皆さんもあるかもしれません。
私も台湾1年目の時はマクドナルドで
頼んだ覚えのないラージサイズのドリンクが付いてたり
同僚はパンケーキの中身何にする?が聞き取れず
何かプラスアルファを勧められていると勘違いして首を横に振ったら
中に何にも入ってない味無しパンケーキを食べる羽目になったり。
住んでいるならまたリベンジも可能ですが短い旅行ではたった1回のチャンスを残念な思いで終わりたくない・・・
私が行っているオンライン日本語レッスンでも
旅行会話のレッスンは大人気です。
だけど語学に興味のある人は別として
ちょっと旅行に行くためだけにその国の言葉を学習しようと
する人ばかりではありません。
その点、語学力が自分の商売に直結、売り上げにダイレクトに響く場合は・・・
やる気が全然違いますよね!
商売上手な中華圏の人々は
接する機会の多い観光客の国の言葉は
商売に必要なことだけ知っています。
「安いよ~」
「おいしいよ~」
「これお得だよ~」
とか。
旅行中にそんな声を
聞いたことあるかもしれませんね?
日本にはますます旅行や長期滞在でやってくる
外国人が増え、観光大国になっていきます。
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