中国から日本に入国するために必要なPCR陰性証明書の取得方法(2022年12月)

中国生活
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2022年12月21日から
私は7歳になった娘を連れて2年2ヶ月ぶりに一時帰国をしています。

中国のコロナ対策が混乱を極め、各地で大学生のデモも起きたことから
大学の冬休みが例年より1ヶ月も早くなり
子どもの小学校も11月からずっとオンライン授業だったので

クリスマス前に帰国することを決めました。

年末年始を日本で過ごすのは4年ぶりです。

ところが今回、事前の調査不足だったか
帰国への道が非常に大変だったので、整理したいと思います。

日本政府の要求するPCR陰性証明はどこでも手に入るわけではない

2022年12月現在、日本人含む全ての外国からの日本入国には
2つの条件があります。

1つは、ワクチン3回接種証明の提示
それがない場合は、PCR陰性証明書の提示が必要です。

私はワクチン接種をしていないので
陰性証明が必要だったのですが、日本の要求がちょっと面倒でした。

2.PCR検査
有効なワクチン接種(3回)証明書を保持していない方は、引き続き、出国前72時間以内にPCR検査を受け、医療機関が発行した検査証明書を提示する必要があります。検査を受ける際は、厚生労働省のHPで採取検体及び検査法を十分ご確認下さい。検体として、咽頭ぬぐい液(Throat Swab)は認められません。
検査証明書へ記載すべき内容は以下のとおりです。これらの内容が記された「参考様式」(日本語・英語)(中国語)があるので御利用ください。「参考様式」を利用しない場合は、検査証明書に加え「検査申告書」を自ら作成してください。
ア 氏名、生年月日
イ 採取検体、検査法(「参考様式」に記載があるものに限る)
ウ 検査結果、検体採取日時、検査証明書交付年月日
エ 医療機関名
当館管轄地域内で、日本渡航のためのPCR検査が可能な医療機関は、当館が把握している限りでは下記のとおりです(12月16日現在)。なお、当館としてこれら医療機関を推薦、斡旋するものではありません。検査予約の際には、検体(鼻咽頭ぬぐい液)を必ず確認してください。また、検査証明書の記載内容に記入漏れや誤字等の不備がないかどうか、必ずご自身でよく確認ください。(※:「参考様式」は使用しないので、検査証明書に加え「検査申告書」を自ら作成してください。)

在中国日本国大使館

これを読むと、所定のフォーマットでなくても
必要事項の記載があれば良いとあるので

以前居住地の病院で検査を受けた証明書を確認すると
全部記載があったのでそれでいいかなと思いました。

なので12月16日に以前検査を受けた病院と同じところへ行ったのですが
中国は12月7日にPCR全市民検査を廃止したばかりで
病院の検査会場も様変わりしており

・有料抗原検査
・有料PCR検査
1、重点人群(医療従事者、空港勤務者など数種の職業の人のみ)
2、一般希望者

の3つの検査コーナーに分けられていました。

私が確認した当時は抗原定量検査もOK
(簡易キットの定性検査は不可)とあったので

まず15分で結果証明がもらえるとあった抗原検査を
受けてみました。

ところがもらえた証明書?が
なんとも簡易的すぎる!

名前や年齢は手書き・・・

これでは絶対にダメだとわかったので
海外渡航用で紙の陰性証明が必要なのだと
説明すると、一般希望者用PCRのところで検査すれば
病院の外の証明書印刷台で印刷できると言われました。

でも、自治体の健康コードをスキャンして
検査するため、以前病院でやるときには受付でもらえたような
診察受付番号が記載された紙をもらうことができませんでした。

病院の印刷機械では中国の身分証番号か
病院の診察番号を入力するようになっているので
身分証番号のない私たちはこれでは何も入力できないんじゃない
かなあ、と不安に思いつつも
仕方がないので一応印刷に行ってみることにしました。

証明書の発行は検査から8時間後と言われて
1時間並んで検査を受けられたのが出発前日の午後4時前だったので
出発当日の朝に空港へ行くタクシーで病院へ寄っていくことにしました。

出発は朝6時です。
病院の印刷台へ行ってみましたが
案の定身分証も診察番号もないので入力できる番号が
何もありません。

当直で窓口にいたスタッフに聞いてみましたが
「それは知らん。なんか適当に健康コードに表示されてる
数字入れてみたら?」などと言われ、
試みるも当然無効・・・

というか、そもそも咽頭ぬぐいだったので
無効でした・・・・

諦めて、経由地南京でもう一度受けようと考え
出発しました。

12月7日より中国国内の移動の際には
電車でも飛行機でも陰性証明も健康コードも求められないので
南京までの移動はできます。

中国の一般の病院では咽頭ぬぐい検査だが日本は鼻PCRを要求している!

南京で入国用PCRができる病院を検索しました。

最初に日本国大使館のHPでも紹介されていた
全国核酸检测机构查询((全国PCR検査機構検索)

で南京の病院を検索。

その中の病院名で百度で検索すると
最近日本へ行った中国人が陰性証明取得までの流れを
紹介している動画を見つけたので
紹介されていた
中国人民解放军东部战区总医院(東部戦区総合病院)という
物騒な名前の病院へ行ってみることにしました。

中国人の動画では6−8時間後に証明書がもらえると
あったので。

行ってみると長い行列ができており
1時間くらい待ちました。

検査コーナーまで来ると係員が数人いたので
日本に入国するため証明が必要で
鼻PCRをやって欲しいと言ってみましたが
喉しかできないと言われました。

え〜どうしよう、とその場で端っこに寄って
調べていたら、目の前で報告書を取りにきた
女性が陽性だったようで
係員が「この人陽性だよ!危険だから早く
離れなさい!」と言いました・・・。

ここまで並んだので一応喉PCRやって帰りましたが
証明書がもらえません。

やっぱり日本の大使館が紹介している病院へ行かなくては
いけないと思い、南京の病院に電話してみるも
その日は土曜日午後で、紹介されている海外渡航用検査を
してくれる病院は1つは土曜は午前のみ、もう一つは週末は休みで
電話もつながりませんでした。

新型コロナウイルス感染症(日本入国用PCR受検・所定フォーマットによる検査証明が発行可能な医療機関について)

これを改めてみるとやはり上海が一番対応医院が多く
HPを見ても日本語もあるし絶対大丈夫そうだなと思い
オンラインで検査予約が簡単にできた

上海サンテック病院(上海申徳医院)へ行くことにしました。

サンテック病院はWechatの公众号から予約できます。

月曜日の予約ができたので
日曜日の南京ー関空のフライトをキャンセルし

南京から上海まで電車で行って
月曜検査→火曜証明書取得→水曜帰国
に変更しました。

ところが平日上海から関空への直行便がありません。

仕方なく、
上海→福州→成田→関空という
ルートで帰ることになりました・・・。

日本帰国用PCR検査は所定フォーマットによる証明書が発行可能な検査機関が安心!

上海サンテック病院に予約時間に行って
門番のところで
「PCR検査に来た」と伝えると
陰性証明を出せと言われました。

出た。検査に来たのに検査証明出せと言われる
押し問答!

幸い居住地でやった検査結果が携帯にあったので
72時間以内でセーフでした。

それがない場合はその場で抗原検査をされるようです。

意味なかったかと思った居住地での検査が
思わぬところで役に立ちました。

そして案内表示に従って中に入ると
「出境核酸检测」(出国PCR検査)専用の窓口があります。

これは安心だ〜!
しかも日本語も書いてある〜!

入るなり受付のスタッフが2人声を揃えて
「护照!」と急に言ったので
「あ?」と思わず言ってしまったら今度は
声を揃えて
「パスポート!」と言われました(笑)

受付で本人確認をして支払いをしました。

1人499元でした。

検査コーナーは外にあり
並ぶこともなく鼻片方拭ってすぐ終了。

鼻だったけど細い綿棒で優しくやってくれたので
鼻PCRを怖がる娘も大丈夫でした。

お昼12時半ごろに検査して
結果は12時間後以降、
翌日お昼前に取りに行くと
門番のところで証明書をもらうことができました。

検査受付の時にもらった紙と
パスポートがあれば大丈夫です。

しっかりとした中国語と日本語の証明書が
1部ずつ。

よかった!
これで安心!
最初からここにくればよかった!と
思いました。

南京の病院に至っては携帯でも
検査結果が反映されておらず
全く無駄足・・・・

大使館が紹介している
「所定フォーマットでの証明書発行が可能な機関」
に予約して行くことを絶対にオススメします!!

これで入国はもちろん問題なし。
入国後のホテルが
全国旅行支援キャンペーンをやっていて
ワクチン証明書か72時間以内の陰性証明書で
最大40%の割引が受けられるのですが
それもこの証明書でOKでした!

(大阪の旅行支援キャンペーンは国内居住者対象ですが
私は免許証が実家の住所のままなのでそれを見せれば
いけました)

 

 

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